<Header>
<Author: 杜甫>
<Title: 蜀相>
<Format: 格式不明>
<Year: 2000>
<BookName: 校注唐詩解釈辞典>
<Translator: 松浦友久>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 蜀相（しょくしゃう）>
<BookPage: 352-356>
<UsedPage: 5>
<Feature: 1, 2, 4>
<End Header>
<Poem>
丞相祠堂何處尋，
錦官城外柏森森。
映堦碧草自春色，
隔葉黃鸝空好音。
三顧頻煩天下計，
兩朝開濟老臣心。
出師未捷身先死，
長使英雄淚滿襟。
<End Poem>
<Translation>
丞相諸葛孔明の同堂はどこへたずねて ゆけばよいか。成都の郊外、柏樹のうっそうと茂っているとごろがそれだ。
来てみると、古びた階段にひときわ鮮やかな緑草は、時代の移ろいとはかかわりなく春の趣きをたたえ、若葉の向こうの黄鳥は、聞く人が無くてもよい鳴き声でさえずっている$さびしい境内で無情の自然に触れ、いよいよ孔明をしのぶ気持が高まる$。
思えばその昔、蜀の劉備が孔明の草庵を三たびも訪れたのは、ひとえに天下平定の大計のためであり、孔明が劉備・劉禅の二代に仕えて建国の基を開き守成の業を全うさせようと努めたのは、まったく蜀の老臣としてのまごころから出たものであった。
だが宿敵魏を伐つために出陣して未だ勝利を収めぬうちに孔明は病歿し、永く後世のますらおたちに無念の涙を流させているのである。
<End Translation>
<Formatted Translation>
丞相諸葛孔明の同堂はどこへたずねて ゆけばよいか。
成都の郊外、柏樹のうっそうと茂っているとごろがそれだ。
来てみると、古びた階段にひときわ鮮やかな緑草は、時代の移ろいとはかかわりなく春の趣きをたたえ、
若葉の向こうの黄鳥は、聞く人が無くてもよい鳴き声でさえずっている$さびしい境内で無情の自然に触れ、いよいよ孔明をしのぶ気持が高まる$。
思えばその昔、蜀の劉備が孔明の草庵を三たびも訪れたのは、ひとえに天下平定の大計のためであり、
孔明が劉備・劉禅の二代に仕えて建国の基を開き守成の業を全うさせようと努めたのは、まったく蜀の老臣としてのまごころから出たものであった。
だが宿敵魏を伐つために出陣して未だ勝利を収めぬうちに孔明は病歿し、
永く後世のますらおたちに無念の涙を流させているのである。
<End Formatted Translation>